30代前半が最後のチャンス!アラサー女子がキャリアチェンジするうえで考えておくべき人生設計とは?
目次
男女共通で考えておきたい基本的要素
キャリアチェンジをするうえで最も大事なのは目的です。
やりたい仕事が他にある、収入をもっと上げたい、体力的に楽な仕事がしたい等、目的を持つ事が新しい仕事で辛くなった時に自分を励ます言葉となります。
どんな仕事でも辛い時期はあるので、自分が何の為に働いているか分からなくなり、再度キャリアチェンジとならないよう、確りと掘り下げてから行動に移しましょう。
次に大事になってくるのがキャリアパスです。
キャリアチェンジをしたとして、40代50代になった時、何をしているか想像してみてください。
仮にWEBデザイナーにキャリアチェンジしたとしましょう。あなたは40代になってもWEBデザイナーをしていますか?
もし、イメージがWEBディレクターやフリーランスだった場合、もう少し考慮が必要なのかもしれません。まずはWEBデザイナーで実績を積むけど、その先を見据えた仕事選びをする必要があります。
女性特有の難しい悩み
女性が人生設計を行う過程で最もコントロールが難しいのが結婚と子育てです。
今や女性の社会進出は当たり前の時代になっており、ワークライフバランスを理解している企業は増えてきていますが、そう思い通りにはいかないのが現実です。
これは大きく分けて男性個人の問題と、男性が働く環境に問題がある場合があります。前者は個人の考え方なので、予め相手の信念思考などを確認しておきましょう。後者は当人に問題があるのではなく、古い考えの上司であったり、周りに影響されているので、難しいです。特に男性中心の職場の場合は、なかなか理解が進まないのが現実でしょう。
その為にも、結婚と子育ては想定して計画しておくと、後々融通がきく人生設計になります。
30代後半で待ち受ける課題とキャリアチェンジが難しくなる理由は?
経験が求められる30代と実績が求められる40代
仕事は年代によって求められる内容が変わってきます。20代は主にポテンシャルですが、30代は即戦力人材を期待して経験が求められます。
やはり20代で業務経験がある人と比較すると、30代未経験者が不利な状況にあることは確かです。
ただアルバイトや派遣、自己学習等でコツコツ経験を積んでいけば、全く不可能な話ではありません。
そして40代になると自立ができなければなりません。
自立する為には、経験は勿論のこと、顧客との信頼関係、仕事におけるパートナーとの繋がりが大切です。
つまり、実績が必要になってきます。
できなくはないですが、30代後半からのキャリアチェンジは非常に難しくなるので、どうしてもでない限りはしない方が良いでしょう。
転職すると給料は下がる?知っておきたい収入の実態
転職をすると給料が上がると思われる方が中にはおられますが、実態は殆どのケースでそうではありません。
人材不足と叫ばれるITエンジニアでさえ、2019年4~6月期の調査で、前職と比較して賃金が1割以上上がったと答えた方はわずか29.7%に留まり、しかも前年対比2.6%下がっている状況にあります。
特にキャリアチェンジは、収入が大幅に下がる前提であるのを念頭に置き、更に伸びしろを考えたうえで決断しましょう。
生活水準を上げていきたいにも関わらず、今が嫌だというだけで仕事を辞めてしまうと、後々取り返しがつかなくなる可能性があります。
年齢を重ねるほどワークライフバランスが難しくなる
仕事は若い時に頑張った方が良いか、歳を取った時に頑張った方が良いか、どちらかと言われれば、私は後者だと思います。ただ、ここで言う歳を取ったは、30~40代を指しています。
歳を取った時に頑張った方が良い理由は、20代よりも30代、30代よりも40代の方が、キャリアアップにおいて重要な局面になるからです。
その為、どのように仕事と家庭・子育てを両立していくかは綿密に計画を練る必要があり、曖昧な状態だと理想の人生を手にできなくなる可能性があります。
後悔しない人生を送る為に今やっておくべき事とは?
失敗しないキャリアチェンジを行う為には先を見据えた人生計画を立てておく必要があります。
キャリアチェンジをしたあなたは、2年後、5年後、どのような仕事をしているのでしょうか?30代後半、40代になったら、どのような仕事をしているのでしょうか?
また、いつ結婚していて、結婚したら会社を辞める必要がありますか?どのタイミングで出産、育児は行っていきますか?
上記を辻褄が合う形で組み立てられれば、キャリアチェンジは成功するに違いないでしょう。逆に、2年後、5年後の仕事が、30代後半、40代の仕事に結び付いていなかったり、例えば、30代後半に育児を予定しているにも関わらず、激務な会社への転職を考えていると、失敗する可能性が高いです。そうならない為にも、人生計画はあらゆる事を想定して立てておかなければならないと私は考えます。