BackWPUpでDropboxにバックアップを取得
テレビゲームをやったことがある方はセーブデータが消えた時の状況を思い浮かべてみてください。
これまで積み重ねてきた努力が水の泡となってしまい、絶望的な気持ちになりませんか?
WordPressで作成したコンテンツもサーバーの故障や誤操作などで同じことになり得る可能性は十分にあります。
そうなった時に元に戻せるよう、必ず定期的にバックアップを取得しておきましょう。
今回は無料でバックアップが取得できるプラグイン「BackWPup」を使い、Dropboxへバックアップを取得する方法を解説します。
Dropboxへの登録
今回はバックアップデータをDropboxに保存しますので事前登録を行います。
Dropboxはオンラインストレージサービスになり、複数のコンピュータ間でデータの共有や同期ができるものになります。
料金は個人向けだと2GBまで無料で利用可能になります(2021年5月30日時点)。
Dropboxへの登録は下記から可能です。
https://www.dropbox.com/register
①必要事項を入力してアカウントを作成するか、Googleで登録します。
②Basicプランを選択します。
③アプリをダウンロードします。
④インストーラーに従って設定を完了させます。
BackWPupのインストール
まずはプラグインをインストールします。
①管理画面で「プラグイン」>「新規追加」をクリックします。
②キーワードに「BackWPup」を入力します。
③ BackWPupが表示されたら「今すぐインストール」をクリックします。
④インストールが完了したら「有効化」をクリックします。
ファイルのバックアップ
WordPressのデータは大きく「ファイル」と「データベース」に分けられます。
ファイルには「WordPressの本体」や「テーマの設定」など、主にサイトを構成するデータが含まれています。
ファイルが消えるとデザインを一から作り直しになると考えて頂ければイメージしやすくなると思います。
それではファイルのバックアップの手順を解説します。
①管理画面で「BackWPup」>「新規ジョブを追加」をクリックします。
②ジョブの名前を入力します。
③ジョブタスクとして「ファイルのバックアップ」を選択します。
④アーカイブ形式は「Zip」を選択します。
⑤バックアップファイルの保存方法は「Dropboxにバックアップ」を選択します。
⑥次に「スケジュール」タブをクリックします。
⑦ジョブの開始方法は「WordPress の cron」を選択します。
⑧バックアップを取得するタイミングは更新頻度によって決めるのがベストになりますが、ファイルはデータサイズが大きいのと、一般的に修正頻度は低い傾向にあるため、週一でアクセスが少ない時間に実施するのがおすすめです。
⑨次に「ファイル」タブになりますが、基本的にデフォルトの設定で特に差支えはありません。
⑩次に「宛先: Dropbox」タブをクリックします。
⑪Dropboxへアクセスするために「Dropbox のアプリ認証コードを取得」をクリックします。
⑫外部ページにリダイレクトするため「許可」をクリックします。
⑬コードをコピーします。
⑭管理画面に戻って⑬でコピーしたコードを貼り付けます。
⑮保存先フォルダーと保持するファイルの数を入力します。
⑯最後に「変更を保存」をクリックします。
⑰認証ができていることを確認します。
⑱バックアップのテストをするために「今すぐ実行」をクリックします。
⑲ジョブの正常終了を確認します。
⑳Dropboxのフォルダーにバックアップが格納されていれば問題なく取得できています。
データベースのバックアップ
データベースには主に「記事」に関するデータが含まれています。
データベースが消えると日々の投稿などが一から作り直しになると考えて頂ければイメージしやすくなると思います。
それではデータベースのバックアップ手順を解説します。
①管理画面で「BackWPup」>「新規ジョブを追加」をクリックします。
②ジョブの名前を入力します。
③ジョブタスクとして「データベースのバックアップ」を選択します。
④アーカイブ形式は「Zip」を選択します。
⑤バックアップファイルの保存方法は「Dropboxにバックアップ」を選択します。
⑥次に「スケジュール」タブをクリックします。
⑦ジョブの開始方法は「WordPress の cron」を選択します。
⑧バックアップを取得するタイミングは更新頻度によって決めるのがベストになりますが、データベースはデータサイズが小さいのと、一般的に修正頻度は高い傾向にあるため、日次でアクセスが少ない時間に実施するのがおすすめです。
⑨次に「DB バックアップ」タブになりますが、基本的にデフォルトの設定で特に差支えはありません。
⑩次に「宛先: Dropbox」タブをクリックします。
⑪Dropboxへアクセスするために「Dropbox のアプリ認証コードを取得」をクリックします。
⑫外部ページにリダイレクトするため「許可」をクリックします。
⑬コードをコピーします。
⑭管理画面に戻って⑬でコピーしたコードを貼り付けます。
⑮保存先フォルダーと保持するファイルの数を入力します。
⑯最後に「変更を保存」をクリックします。
⑰認証ができていることを確認します。
⑱バックアップのテストをするために「今すぐ実行」をクリックします。
⑲ジョブの正常終了を確認します。
⑳Dropboxのフォルダーにバックアップが格納されていれば問題なく取得できています。
リストアを行う
リストア方法は契約しているサーバーによって異なります。
今回はエックスサーバーをベースに手順を解説します。
ファイルのリストア
ファイルサーバーにアクセスしてリストアを行います。
①zip形式のバックアップファイルを解凍します。
②FFFTPでサーバーにアクセスし、バックアップファイルを「/ドメイン名/public_html(/サブドメイン名)」にアップロードしてリストア完了です。
※FFFTPの設定についてはエックスサーバーマニュアルをご確認ください。
データベースのリストア
データベースにアクセスしてリストアを行います。
①zip形式のバックアップファイルを解凍します。
②PHPadminにアクセスし、データベース名を選択します。
※PHPadminのアクセスについてはエックスサーバーマニュアルをご確認ください。
③次に「インポート」タブをクリックして「ファイルを選択」をクリックします。
④①で解凍したファイルの中からsqlファイルを選択して開きます。
⑤最後に「実行」をクリックしてリストア完了です。